浅野タンス

加茂の桐箪笥~二百年の歴史

加茂で桐箪笥が作られるようになって二百年、今では生産量日本一。“加茂の桐箪笥職人は丸太と話しをする”と言う。丸太ごと箪笥メーカーが購入する地域は他にはなく、原木を寝かせた後、製材した桐板を1~2年風雨に晒す。何年も先にできあがる箪笥を描きながら、職人は桐板を見守り続ける。長い時間に加え、膨大な土地が必要なのである。それが他にはない加茂の最大の強みであり、質の高い桐箪笥の秘密だ。浅野タンスの職人もまた、良質な桐材の持ち味を最大限に生かしながらたんすを作る。その技術力は、秋篠宮妃 紀子様婚礼の際に皇室に納入された実績からも証明される。浅野タンスは、日本を代表するこの地にあって常時50棹を用意するトップメーカーである。

正直

熟練の技が必要とされ、古い歴史を持つ加茂の桐箪笥。伝統工芸品と呼ぶには、あまりにも実用的な道具でもある。桐は湿度が高くなれば膨張して気密性を高め、逆に乾燥すれば収縮して通気性を高める。古来から貴重品をはじめ日常品に至るまで、大切なものを守る収納素材として伝えられてきた。浅野タンスの職人に”伝統を守り続けている“という気負いはない。ただ、良い箪笥に仕上げたくて緻密な作業を繰り返している。ごまかしや妥協のない正直な気持ちで作られた箪笥は、やはり使い勝手の良い正直な箪笥になる。

心技

桐は確かに最高の天然素材。けれど、人の手が加わってはじめて百年使える箪笥になる。元々大きく育たない桐を箪笥に仕上げるには、薄く切られた桐板の接合が必要である。完成後の桐板の収縮を計算し、狂いなく作られた箪笥は、大きな一枚板から作られたように見える。機会があれば、浅野の工房を訪れてほしい。職人が、ひと息で削った鉋屑はまるで羽衣のように薄く、軽い。あるいは、小刻みに木鎚で打たれながら精巧な抽斗に仕上がっていく様は、時間を忘れて見入ってしまう。高度で緻密な技術と精神力がそこにある。

巧み

一見、桐素材だと気づかない重厚感。実際、桐板を厚くして金具を多く取り付けてあるため、簡単に動かすこともできない。しかし、本当の違いは随所に施された「からくり」にある。持ち主にしか教えられることのない仕掛けは、熟練の職人にしか作り出せない匠の技。試しに、そっと取ってを引いてみる人は多い。けれど、ひとつ目の引き出しをあけるのがやっと。誰も、全てを開けきることはできない。他人には決して開けることのできないカラクリと桐素材の特性で、大切な財産を守る、必要から生まれた道具である。

彩[いろ]

ひと目で浅野の桐タンスとわかる独特な表情をつくっている深い色。まず表面を焼いてから、「うづくり」という素朴な道具によって整える。その上に、特別に調合した塗料を刷毛塗りし、さらに蝋(ろう)で磨く。繰り返すうち桐箪笥の表面は静かに美しく輝いていく。桐の木目の美しさを損なうことなく、色をつけていく過程もまた、何年もの訓練が必要だ。簡単に吹きつけられる人工塗料とはひと味もふた味も違う桐箪笥の美しさはこうして生まれる。それぞれの奥深い色の妙をじっくり目で味わっていただきたい。

商品ラインナップ

桐は熱伝導率が低く燃えにくい素材です。昔から金庫の内部は桐の板を貼っているほど。
全て桐で出来ている当社のからくり金庫箪笥は、貴重品の保存に最適です。
金庫として安心してご利用ください。

手許箪笥としてお使いできるサイズです。
小さいですが存在感はあります。
からくり金庫箪笥35
W350mm×D480mm×H600mm
重量約20kg
459,000円(税込)
大きさは、一般的な耐火金庫ほど。
斬新なインテリアとしてもおすすめです。
からくり金庫箪笥55
W550mm×D480mm×H700mm
重量約35kg
783,000円(税込)
細部にわたり、匠の技が光る逸品。
使い勝手の良い中型サイズです。
からくり金庫箪笥75
W750mm×D480mm×H1000mm
重量約70kg
999,000円(税込)
焼き上げてから柿渋を塗り上げた色合いは
上品さが漂います。
お着物なども収納できる実用的なサイズです。
からくり金庫箪笥110
W1100mm×D480mm×H1100mm
重量約100kg
1,188,000円(税込)
繊細な手打ち金具が重厚さを引き立たせ、
かつ最も緻密な、からくりを備えた
最高クラスの逸品。
からくり金庫箪笥80(手打ち金具)
W800mm×D480mm×H700mm
重量約45kg
1,404,000円(税込)
凛とした佇まいが洗練空間を演出。
精巧かつ複雑なカラクリ式です。
からくり金庫箪笥136
W1364mm×D480mm×H1181mm
重量約120kg
1,620,000円(税込)

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