胴丸3点セット

胴丸3点セット
今日は胴丸の3点セットが出来上がったので載せてみました。
「胴丸」とは、桐たんすの前面の縁の部分を丸く仕上げた事をいいます。天板部分を丸くする「天丸」よりも手間がかかり価格も高くなります。

最近は3点セットで購入されるお客様は少なくなりましたので、久々だったかもしれないですね。住宅事情などの関係もあるのだとは思いますが・・・。

右から和たんす・中開きの和たんす、そして奥が整理たんすとなりますが、
この整理たんすの幅は40CMということでかなり狭いです。

すきま箪笥
お部屋のスペースが限られる場合、このような箪笥ならば場所を有効的に
利用できますね。

金具
金具もちょっと変わってまして、魚のウロコのような模様になっております。好みは別れるかもしれませんが・・。
ちなみに九州方面のお客様です。

このような「すきま箪笥」はいかがでしょうか。

本日の作業風景

  • 工場

作業風景
今日は工場内の作業風景の画像をアップしてみました。
写っている3人が浅野タンスが誇る伝統工芸士です。
奥から「山本隆」「坂井昭兵」「斉藤敬二」・・・なのですが、
わかりにくいので後日改めて一人ずつご紹介したいと思っております。

蟻組 天板部分
今日はちょうど天板のほぞ組の部材がありましたので、その画像もアップしてみました。この板はタンスの天板でありまして、ほぞ組の部分に側板を接合いたします。このほぞ組は職人の手作業でなければできません。
機械ほぞの場合は、ハの字にならず真っ直ぐになります。
下の画像は完成品としてのほぞ組部分です。
蟻組 天板部分
桐たんすは、さまざまな工程がありなかなかご紹介しきれませんが、
少しずつやっていきたいと思いますので、どうか辛抱強くご覧頂けたらと
思っております。

ではまた・・・

桐の丸太

桐丸太

今日は桐丸太が届きましたので画像にてご紹介します。
十日町市の松之山周辺で切り出した原木で、今回は短いものも合わせると
25丁くらいなのであまり数は多くありません。

桐丸太

質的にはまあまあというところだったのですが、中には柾木に使える丸太も
ありましたので一応画像に収めておきました。
柾とは木目の細かい部分のことで主に扉や引き出しの前面に使われ、
材料単価は一番高いですので貴重なものといえます。

まずは検品。どの丸太をどのくらいの厚みの板に挽くかを決めます。
また、柾挽きか板挽きにするかも決めます。ちなみに画像の丸太の
バッテンの印は柾挽きする丸太という意味です。
(なぜバッテンなのかは、また改めてご説明いたします。)

それから皮むきをし製材します。
そして天日で1年から2年干し、ようやく桐たんすの材料として使えるのです。
皮むきや製材する様子などもいずれ画像にてご紹介したいと思います。

ではまた・・・

ブログはじめました

更生たんす

はじめまして。
本日よりブログをはじめました。宜しくお願いします。

浅野タンスの工場内の作業風景や新商品・特注商品などを
載せていきたいと考えております。

ちなみに今回の画像は更生・再生たんすです。
三つ重ねの桐たんすなのですが真ん中の部分(中台)のみを
直しました。古い部分と直した部分の差が分かり易いということで
ご好評を得ており、つい先日もある新聞社に取り上げて頂きました。
桐たんすならば、どんな状態であろうとも再び新品同様になります。

出来るだけ頻繁に更新していこうと思いますので末永くお付き合い
頂ければ幸いに存じます。
今後とも宜しくお願いします。

営業・浅野克也

浅野のからくり金庫箪笥